# Claude Code・Codexに図を描かせるWhiteboardとDrawgent、Hermes v0.21.5の注意点

- 公開日: 2026-10-02
- URL: https://ainewsdaily-site.pages.dev/posts/20261002-harness-t1/
- 動画: https://www.youtube.com/watch?v=R5DyixGmBOI
- シリーズ: harness
- タグ: claudecode, codex, ai, oss, agent

> Claude CodeやCodexにつなぐ図の道具Whiteboard・Drawgentと、patch表記で約460PR分のHermes Agent v0.21.5の上げ方を、2026年9月23〜26日の動きから整理します。


Claude CodeやCodexに、図を描かせたことはありますか。2026年9月23日から26日にかけて、OSSのコーディングエージェント周辺では、既存のエージェントに横から足す道具が2本公開されました。
加えて、Hermes Agentがpatch表記のまま約460件のプルリクエスト分を含む更新を出しています。
この記事は、その3本と周辺の更新を、動画を見ていない方にも分かるようにまとめたものです。

## 動画

https://youtu.be/R5DyixGmBOI

## 今週の地図: 9/23〜9/26

時系列で並べると次のとおりです。

- 9月23日: goose v1.52.0。デスクトップ版で声での会話に対応し、レシピに上限が入った
- 9月24日: Hermes Agent v0.21.5。同じ日にWhiteboardが公開され、Hacker Newsで411ポイント
- 9月25日: OpenHands 1.24.0
- 9月26日: Cline desktop 0.0.37、そしてDrawgentが公開されHacker Newsで111ポイント

ポイントや言及の数は、どれも集計した時点の値です。今週の読みは、新顔が既存のハーネスを置き換えず、横に付ける道具に寄った、というものです。これは当チャンネルの見立てで、公式の主張ではありません。

## Whiteboard: 差分を図と要約で読む

Whiteboardは、エージェントが書いた差分を、図と要約に置き換えて見せるデスクトップアプリです。Claude CodeやCodexにつないで、エージェント自身に図を描かせます。YCのW26期のチームが作り、ライセンスはMIT。GitHubのスターは9月27日時点で1,635でした。

中身は大きく3つあります。

1. 図からコードへ飛べる。シーケンス図やER図をクリックすると、該当するコードが開く
2. 差分を絞れる。大きく追加された関数は疑似コードに要約され、テストや文書の変更は畳まれる
3. 判断の記録。エージェントが自分で決めたことを、図の上に並べる

楽になる点は、差分を1行ずつ読む前に、判断の筋を先に読めることです。ただし判断の記録に誰の操作かが残るかは、READMEに記載がありません。監査ログの代わりにはせず、誰が決めたかはPRのレビュー履歴で追ってください。

注意点も押さえておきます。

- 図も要約もエージェントが書いた説明で、実装とずれることがある。要所はクリックして実コードで裏を取る
- アプリは手元のチェックアウトに対して動く。コードを読むのは接続先のエージェントなので、送り先はそのモデルの提供元になる
- 共有ボタンで渡したレビューは、後で直しても相手に反映されない。受託のコードは送り先を確かめてから使う

導入の目安は、まず1人が自分のリポジトリで1週間試すことです。見るのは図と実コードのずれと、利用量の増え方です。

## Drawgent: 図に書いたメモでエージェントを動かす

Drawgentは、手元のエージェントをExcalidrawのキャンバスにつなぐツールです。Whiteboardとは情報の流れが逆で、人が図に書いたメモでエージェントを動かします。対応はClaude Code、Codex、opencodeの3つで、ログインや設定は今のままです。接続にはACP、つまりエディタとエージェントをつなぐ共通の規約を使います。

頼み方は2通りです。右のチャット欄に打つか、図の横にAGENT:で始まるメモを書きます。打ち終えて約2.5秒で発火し、エージェントが画面を見て図を描き直します。終わるとメモは緑のDONE:に変わります。

先に言っておくと、成熟度はまだ低い道具です。公開時点でコミットは3件、スターは7(9月27日時点)で、タグ付きのリリースもありません。READMEの手順はソースからのビルドで、Node.js 18以上が必要です。

権限の扱いは重要です。

- 既定はcanvasで、描く道具だけ自動で許可される
- askにするとすべて確認になる
- allはすべて自動許可なので使わない
- Claude Code側の許可設定とは別なので、両方をそろえる

最大の注意点は共有です。Drawgent本体は手元(127.0.0.1:7300)で動きますが、excalidraw.comのルームに参加させると、参加者が書いたAGENT:メモが自分のエージェントに届きます。つまり他人が、自分のリポジトリで動くエージェントに頼めてしまいます。案件のリポジトリではルームにつながないでください。チームで使うなら、リンクを渡した相手は、そのままエージェントに頼める人になります。リンクは同じリポジトリを触ってよい人だけに絞ります。

なお、リポジトリのトップページでライセンス表記を確認できませんでした。業務で使う前に作者へ確認してください。

## Hermes Agent v0.21.5: patch表記で約460PR

Hermes Agent v0.21.5(タグv2026.9.24)は、表記こそpatchですが、公式リリースノートによると約460件のマージ済みPR、非マージコミット1,610件、変更ファイル4,828、閉じたissue475件に及びます。整理済みの変更点はv0.22.0まで延期されています。

現時点でリリースノートから読み取れる、使い方が変わる項目は3つです。

- MCPタブがConnectors画面に置き換わった。社内手順書に「MCPタブ」とあれば直しどころ
- 入れたプラグインの道具とスキルが、全チャットで有効になる
- プロファイルごとにゲートウェイを停止・起動・再起動できる

コミュニティからは、全チャットへのプラグイン反映でコンテキスト消費が増えること、WSL2の一部でカンバンのワーカーが起動しないことが報告されています。どちらも公式には確認できていません。事実としては扱わず、先に上げた1台で自分で確かめるのが安全です。

上げ方は3段階です。

1. 自動更新を止める
2. 1台か1チームで先に上げ、数日使う
3. 問題がなければ全体へ広げる

切り戻しの準備も先に決めます。gitで入れた場合は、上げる前にgit rev-parse HEADで今のコミットを控え、hermes updateを実行します。Dockerはnousresearch/hermes-agent:v2026.9.24のように版のタグで固定し、戻すときは前の版のタグへ固定し直します。

## 4本の比較と落とし穴

最大の違いは、エージェント本体を自分で持つかどうかです。WhiteboardとDrawgentは本体を持たず、手持ちのClaude CodeやCodexにつなぐので、乗り換えの手間がありません。Hermes Agentとgooseは本体そのもので、本体ごとの移行になります。ライセンスは、WhiteboardとHermes AgentがMIT、gooseがApache-2.0です(いずれも2026年9月時点の表示)。

落とし穴は2つです。

1. 成熟度: Drawgentはコミット3件でタグ付きリリースなし
2. 共有: Drawgentのルームでは参加者のメモが自分のエージェントに届く。いちばん危ない

今週の本編ではGoogleの動きは素材に無かったため、比較はAnthropicとOpenAIの2社に限っています。

当チャンネルの予想として、次の2週間のHacker News上位の新顔は、多くが既存CLIにつなぐ形で出てくるとみています。上位(100ポイント以上)の新顔の過半が本体型なら、この読みは外れです。外れたら次の動画で訂正します。

## 出典

- [Whiteboard(GitHub)](https://github.com/devdotfast/whiteboard)
- [Drawgent(tangled.org)](https://tangled.org/yanndegat.tngl.sh/drawgent)
- [Hermes Agent(GitHub)](https://github.com/NousResearch/hermes-agent)
- [goose(GitHub)](https://github.com/aaif-goose/goose)
- [OpenHands(GitHub)](https://github.com/OpenHands/OpenHands)
- [Cline(GitHub)](https://github.com/cline/cline)
- [Whiteboard Show HN](https://news.ycombinator.com/item?id=49833867)
- [Drawgent の Hacker News](https://news.ycombinator.com/item?id=49857729)
- [Hermes Agent v2026.9.24 リリースノート](https://github.com/NousResearch/hermes-agent/releases/tag/v2026.9.24)
- [goose v1.52.0 リリースノート](https://github.com/aaif-goose/goose/releases/tag/v1.52.0)
- [OpenHands 1.24.0 リリースノート](https://github.com/OpenHands/OpenHands/releases/tag/v1.24.0)
- [Cline desktop-v0.0.37 リリースノート](https://github.com/cline/cline/releases/tag/desktop-v0.0.37)
- [Snapdragon X2 の Linux 対応(Qualcomm)](https://www.qualcomm.com/news/onq/2026/09/snapdragon-summit-agentic-ai-pcs-linux)
- [第三者の報告書(swarmtraces.org)](https://swarmtraces.org)

なお、Whiteboard・Drawgentの説明は公式READMEの記載に基づくもので、大規模な差分を使った実測はしていません。

## 詳細は動画で

次の更新も追いたい方は、動画のチャンネルページからフォローしてください。

https://youtu.be/R5DyixGmBOI

